無人島へ

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あの後、チュッチュは手錠がかけられた。 チュッチュは「魔王の力だチュ~。助けてくれチュ~!」等とほざいていたが、警官は無視していた。 しかし、あまりにもうるさいので警官は拳銃を取りだし「お前これ以上叫んだら、こいつが火を吹くぜ!」と三流映画のワンシーンのような言葉を発し拳銃を頭に突きつけた。 途端にチュッチュは黙り、大人しくパトカーに入った。 チュッチュはパトカーの中で考えていた。 捕まったチュか・・・これで俺も刑務所行きだな。 いや、待てよ。たかが万引きで刑務所行きな訳がないぞ。 悪くても交番で書類を書かされるだけだろ。ハハ・・ハハハ、大丈夫だ、大丈夫!どうせ俺は一人。書類を書かされても誰にも迷惑は掛けない!釈放されてもまた万引きをすれば良い。 そこまで考えた時、パトカーは止まった。 しかし下りた時の光景にチュッチュは驚愕した。 何で・・何で港なんチュか。 チュッチュの頭の中は?で埋め尽くされた。 しかし警官は驚いているチュッチュを無理矢理一隻の船に乗せられた。
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