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「怒ってないんですか?」
彼女は直ぐに顔を上げ聞いて来た。
「別に怒ってなんかいないから心配しなくても大丈夫。」
真はそぅ言って微笑んだ。
「ありがとうございます。
お詫びにこの町を案内します。」
そぅ言って彼女は歩き始めた。
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「紹介が遅れました。
私の名前は『木ノ下茜(きのしたあかね)』と言います。
隣町の中学に通っています。」
「俺は、匡羅樹真。
少し仕事がてらにこの島に来た。」
「仕事って何かの撮影ですか?」
彼女が首を傾げながら聞いてきた。
「まぁ、そんなところかな」
真は苦笑いしながら言った。
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