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何もかも投げ捨てたくなる気持ちを抱えながら、何事もないような顔をしてしまう。そんな私に、君は全く気づかなかった。
むろん気づかれそうになったなら、その瞬間に猛烈な愛しさを感じたか、苛立ちを覚えただろう。
君は私を守ると言った。
君は一体私の何を見ていたのだろう。
君は一体私の何に好意を抱いたのだろう。
いつでも笑って迎えてくれる君が、嫌だったのかもしれない。
そう感じる自分が嫌で仕方なかったのかもしれない。
何でも、ワガママをきいてくれる君に➰
エスカレートする自分が怖かったのかもしれない。
始めから好きじゃなかったのかもしれなかった。
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