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凍えそうな程の寒さの中、僕はプラネタリウムから少し離れた場所にいた。 大寒波がニュースを騒がせているこの日の寒さは、今までに経験した事のない痛みを肌に残す。 1年前、永遠を誓った場所。 子供だった僕たちは、終わりを考えた事すらなかったのに。 このまま永遠に幸せの中にいるんだと、疑う事もしなかったのに。 たった1年で離れてしまった。 でも約束の場所に、僕はいる。 あの日の約束は5年後なのに。 向かう足止めれずに。 着いた瞬間、息を飲む。 冷たい空気も時間も、すべてが止まったような気がした。 あの日のように、彼女はいた。 寒いベンチで、寒がりの癖して薄着で。 あれだけ風邪引きそうだからやめろって、あの頃僕は何度も言ったのに。 あの頃とは違う雰囲気で、君はずっとうつむいている。
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