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いつも零は冷静なのだが、知沙のこととなると人一倍努力するのだ。
決して知沙のことが好きとは言わない零が、俺からしたら微笑ましい姿なのだ。
そう思いながら俺の部屋のある2階まで上がっていき、部屋を空けると知沙はベッドで俺の枕を抱きながら寝ていたのである。
俺はベッドに腰掛け知沙の寝顔に見とれた。
知沙の寝顔は今まで何度も見てきたがいつも見入ってしまう。
学校一の絶世の美女というのも素直に頷ける。
そうやって見ていると知沙が起きだした。
「うぅぅ~はっ!!なっ、何見てんのよぉ///なんかしたんじゃないでしょうね!!」
やっぱり性格に問題ありだな。
「何もしてねぇよ。それより零と準希来たから大事な話するぞ。」
「はぁぁあ!?ほんとに準希来てんのぉ??零ちゃんはいいとしても準希来てんならすぐ帰りたいんだけど!!」
どんだけお互いに嫌いあってんだよ??今までずっと一緒にいるけどこいつらはどうにもできそうにないな。
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