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なぜ彼女がいる?
しかもこんな場所─中学校に。
いや...
中学校にいても別に普通なのかもしれないけど
僕と彼女以外は
誰もいないんだ。
?
もうこのハテナしか頭に浮かばない。
どうなってんだよ―...!!
『しんや』
あれこれ頭を悩ましてる間に
彼女は僕の目の前にいた。
瞬間移動でも使ったのか?
いや別にいいやそんなこと。
ただ
彼女が僕の名前を呼んだのに驚いた。
彼女はどっちかっていうと
大人しいタイプじゃない。
クラスでは
女子のグループの中心的存在のような
そんな感じの女の子。
なのに
今僕を呼んだ声は
昔僕を呼んでいたような声じゃなかった。
昔より...
声がやわらかかった。
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