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「準ちゃん~おっはよ~☆」
活気のいい声が、俺の部屋いっぱいに響く
それは俺の死を意味するものなのかもしれない……
ここから先は未知の世界だ……想像もできない…いや、本心ではわかっているのだ、ただ、その先に待ち構えている大惨害を想像したくないのだ………いわゆる現実逃避だ。
部屋には無言の時間が続く
「貴女誰ですの?」
先に口を開いたのは、恵美を指差した少女だった。
「だ、誰っ!あんたこそ誰よ!!」
少女の問いに対して、また、恵美も同じ問いで返す
なに?俺は浮気がばれた男ですか?
はぁ…、一体何度今日は人生で忘れられない事件が起きるのだろうか
等と、一人脳内で回想を始めていると
「あんた、まさか準に手を出したんじゃないでしょうね!」
「ご心配なく、もう十分に私色に染めてくれましてよ!」
「くぅぅぅぅ!」
目の前では乱闘が始まっていた
女同士和解が成立するのでもしないでもなく………和解自体してないな
文字どうり乱闘が始まっている
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
泣き叫ぶ様に少女に突っ込む恵美。
「おーほっほっほ!」
全裸で高笑いを始める少女。
突っ込む様に少女に走った恵美からは岩をも砕きそうな連撃が繰り出された。
やばっ………恵美のやつマジになってるな。
それに対して少女は…
「甘いですわね。」
軽くかわしきっている…すげ……としか言葉が出ない。
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