49人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
『ねぇ。河村愛って子、いる。』
ふと教室に現れた2人の男の子。
クラスの視線が
一気に私に集まった。
「あ…、河村は私ですが…」
周りの空気に圧倒されながら
小さく手を上げた。
クラスの隅では女子たちが
ヒソヒソと話している。
『あ、愛ちゃんいた!!』
愛ちゃんっ!?
私愛ちゃんって呼ばれるほど
仲良くないんですけど…
てか初対面だし…
そんなことを心で呟きつつ
目の前に立つ2人を見る。
「それで…何か用でしょうか?」
少し焦り気味な私の質問に
ニッコリと笑いかけられた。
『愛ちゃん、俺と付き合ってください!!』
………えっ
え~~~~~っ!?
生まれて初めての告白…。
頭の中ゎ真っ白になった。
最初のコメントを投稿しよう!