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嘘だ嘘だ!
俺の通学路で
そんな殺人なんか…
しばらく歩き
いつも通っている
あの大きな坂に着いた
Keep Out、立入禁止と
書かれた黄色のテープ
が伸びていた
これじゃあ
この坂、通れない…
やっぱり本当に
この坂で殺人が
あったんだな…
俺はため息をつき
渋々、裏門に通じる
街頭の無い道を
通って学校に向かった…
裏門に着き
裏門から校内に入れば
靴を上履きに履き替え
教室に向かった…
時計を確認すると
8時ぴったりだった
生徒達はほとんど
集まっていた
俺は席に座る
深谷「おいおい
いつも先に学校に
着いてるのに
今日はどうしたんだよ?」
俺は深谷を見た
俺(神崎
「え?お前ニュース
見てないのかよ」
深谷はなにか
思い出したような
顔をする
深谷「ああ!
そういえば、この
学校の近くの
大きい坂であの
事件があったな!」
俺は頷く
俺(神崎
「そうだよ、おかげで
俺は遠回り…裏門から
入ったんだ」
深谷「そうだったのか!
大変だな…」
深谷は俺ん家がある
場所とは逆方向で
あの坂を通らないから
すっかり忘れてたらしい…
良いよな~
俺、帰りはあの
街頭が無い道からに
なっちまったよ…
その時、先生が
慌てた様子で入って来た
担任先生
「皆さん!
悪いお知らせです…
数学の宮浜先生が
あの事件に巻き込まれ
亡くなりました…」
騒がしかった教室が
一気に静まり返る…
嘘だろ?確かに
俺は数学が
嫌いだけど…
あの先生はそんなに
嫌いじゃなかったん
だよな…
ついに…この学校で
犠牲者が出た…
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