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謎の少年
「ねぇ…君が今
狙われてるって
言ったらどうする?」
少年は不意に
そう言ってきたんだ…
俺がなんとも
言わないうちに
ふとあの日
俺の頭上から落ちてきた
『首刈り』と服に
書いてある
奴を思い出した…
謎の少年
「首刈り族が
君を狙ってるんだよ…
ようやく
恩返しが出来るんだ
あんな奴等に
殺られちゃ、ダメ
なんだからね」
少年はそう言うと
俺の目の前から
煙のように消えた…
俺は自宅の前で
立ち尽くしていた
少年が言ってた
言葉…
『ようやく
恩返しが出来るんだ』
俺はしばらくその
言葉を理解出来なかった
俺は…恩返し
されるような事を
したっけか…
俺はそんな事を
考え、ようやく
足を動かして
自宅の階段を
登って行こうとした
その時…
あの少年が
消えた場所に
赤く艶がかった
獣の毛が一本
落ちていた…
俺はその毛を拾い
よく見て見た
俺(神崎
「この毛…どこかで
見た事ある…
でも、一体
何処で見たっけ…」
俺は独り言を呟き
その毛を持ち帰った
絶対何処かで
見たんだが…
うーん…
はあ…思い出せないよ…
思わずため息が出た
そのうち思い出せるさ!
俺は自分にそう
言い聞かせた
拾った毛は
勉強机の上に
置いといた
さて、何しようかな…
俺はソファーに座り
とりあえず
テレビをつけた
ニュースがやっていた
俺はそのニュースを
見ていた…
左端に時間が出てる
まだ9時なんだな…
学校行って
すぐ帰ってきたからな~
今頃は、授業受けてた
時間帯だ…
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