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授業が無くなると
こんなに暇なんだな
俺(神崎
「久しぶりに
ｺｰﾋｰでも飲むか…」
思わず独り言を呟いた
俺はｺｰﾋｰを作りに
台所に向かう
ｱﾅｳﾝｻｰ
「道路で玉突き事故が
ありましたが
奇跡的に
死亡者、怪我人は
一人も出ませんでした」
俺はｺｰﾋｰを作りながら
ふとテレビを見た
なにせ、あの事件
以外のニュースなんて
久しぶりに聞いたからだ
ｱﾅｳﾝｻｰ
「奇跡って
おこりえるんですね」
なんか和むな
俺は思わず微笑した
ｱﾅｳﾝｻｰ
「あ、速報です
藤井蘭区で再び
犠牲者です
今回も首が
ありませんでした
その遺体は
近くの小川で帰宅中の
藤井蘭美大学の生徒が
発見した模様…
発見者の話しによると
その遺体の鞄から
藤井蘭美大学の教科書
と見られる書物が
チラッと
見えていたらしく
素早く通報した
そうです
発見者もそこの
学校の学生のため
発見者は動揺
している模様…」
え…
俺（神崎
「あっちち…」
お湯をいれすぎた
嘘だろ！なんでまた
俺達の学校から
犠牲者が！
なんでなんだよｯ…
その時、俺は
さっき会った少年の
話しを思い出す
『君が狙われてる―…』
奴らの狙いは…俺？
じゃあ、俺の学校から
犠牲者が出てるのは
俺が関わってるから？
俺はﾊｯとした
いつもは得に
気にしてなかったが
両親が無性に
心配になった…
俺は作りかけだった
ｺｰﾋｰをそのままに
家を飛び出した
俺の両親が
住んでるのは
この藤井蘭区…
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