3人が本棚に入れています
本棚に追加
さて…
ボールに水を入れてっと
OK、授業の準備を終えた
俺達はさっそく
形を整えるために
自分の手を濡らし
ろくろを回す
俺、制作は割と
好きなんだよな
だから結構
集中出来るんだ
グチャっ!
!?
俺はろくろを止めて
作品を見た
何処か潰れちゃったかな…
深谷「あちゃー…
やっちまったぜ…」
隣に座ってる
深谷が嘆いた
俺の作品じゃな
くて良かった~
深谷の作品を見ると
かなり酷い状態で
内心笑いそうになったが
俺は笑いをこらえる
俺(神崎「あ~あぁ…
お前、何やってんだよ」
クククと小さく笑って
しまったよ…
結局堪えられ
なかった(汗
深谷「だってさ~
これ難しいぜ??」
深谷は苦笑する
俺(神崎
「まあ、分からなくも
ないけど…
とりあえず
形直すの頑張れ!」
俺は泥まみれの手で
親指をたてる
深谷「へいへい…」
さっそく深谷は
形を直し始める
俺は自分の作品に
戻って、また
手を水で濡らし再び
ろくろを回す
まあ…形はだいたい
整ってきたかな…
俺のろくろの上には
まあまあの茶碗が
乗っている
あとは乾かして
焼くだけか…
俺はろくろを止め
自分の手を見る
あとで石鹸で
洗わないと…
すっげー冷たい
水道水でな
俺はその水道水の
冷たさを思い出し
身震いした
仕方ない!
よしっ!!
俺は覚悟を決めて
蛇口に向かった
そして蛇口を捻り
流れ出た水道水で
手を濡らし石鹸で
手を洗い始めた
つ…冷てぇ…ッ
しばらく手を洗って
いると、痛くなってきた…
しかめっつらをすれば
蛇口を再び捻り水を止める
最初のコメントを投稿しよう!