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俺はため息をついた
さっきのは…
きっと気のせいだ
疲れてるんだろうな…
と自分に言い聞かせれば
再び歩きだした
そして街頭の下を
通った時
俺はまた立ち止まった
街頭の光に照らされた
俺以外の影が上から…
近づいてるからだッ!!
俺は素早く
左に回避する!
街頭の下に
落ちてきたのは
焦げ茶色の服と
その色と
同色のフードを
かぶった人…
奴は道路につ…爪!?
いや、あれは
人間の手じゃない…
道路に爪の跡が…
あれ喰らってたら…
俺は身震いすると
奴を見ながら
後退りをする…
服に『首刈り』
って書いてあるし!
こいつヤバいぞ…
奴はこっちを睨むと
道路から爪を
抜こうとした
俺は一気に走り出した
家に向かって
真っすぐと!
がむしゃらに
走り続け
気付いたら
俺は自分の家の前に
着いていた…
俺は振り向き
辺りを見回す
誰も居ないことを
確認すれば
まずはホッとした…
なんとか奴をまけたぞ…
俺は階段を上り
五階に到着…
自分の部屋の前に着けば
再び辺りを見回し
自分の部屋の鍵を
開け中に入れば
素早く扉を閉め
鍵をかけて
チェーンもかけた
俺は靴を脱いで
勉強部屋に入ると
そこにカバンを置いた
明日の用意をして
風呂に入った
さっきの奴
野蛮な感じだったな…
一体、何者なんだ
俺を殺そうとしていた…
奴はなんか
この今起きてる
頭が見つからない
殺人事件と何か
関係してそうだな…
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