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「ぼ、ボタンちゃん。好きってどういう意味?」
「?、好きって?そうだなぁ・・・もう、ぎゅーってしたいくらい可愛いくって大好きって意味。」
ボタンちゃんは可憐に笑って答えた。
ズキューン!ズキューン!
お、俺、大丈夫か!?
「いや、あの、・・・。」
「え?う~ん、じゃあ、チュッてしたい感じとか?」
ズキューン!ズキューン!ズキューン!
だ、だ、大丈夫・・・、まだかすり傷だ・・・。
「じゃ、じゃ、じゃあ、俺の事・・・。」
「うん。私、マロ君の事、大好き!なんだかほっとけないんだもん。」
ズキューン!ズキューン!ズキューン!ズキューン!!
ち、致命傷だ・・・!!
自分が誘導した答えに、自分がダメージをうけてしまった・・・!!!
いつの間にか、うつ向いていた俺は、恥ずかしくて前を見る事が出来ない。
もともとホレっぽい体質なんだが、この告白は、俺をとりこにするに充分たるものだったんだ。
俺は、すでにボタンちゃんに夢中。
夢中な彼女に告白されて、恥ずかしくて恥ずかしくて・・・うつ向く俺の視界には、事の発端、小さなゴミが。
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