骨川スネ夫の憂鬱

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「・・・用事って絶対デートだな。」  出木杉と付き合う様になってから静香とはかなり疎遠になった気がするのは、のび太だけでは無かった様である。出木杉が来なかったら、静香も見舞いに来なかったかもしれない訳で。のび太ものび太で、ノン子と良い雰囲気になってるみたいである。なんとなく納得がいかないスネ夫であった。 「スネ夫、もう大丈夫?」  そんな事を考えていたら、新たな見舞い客が来た。偶然かどうか分からないが、やって来たのはのび太であった。 「元気そうですね。それは何よりです。」  そしてそののび太の隣にいたのは担任の藤原優であった。 「のび太に先生?どうして?」 「お見舞いだよ。」 「お母様から目を覚ましたと聞きましたね。それでお見舞いに。」 「いや・・・その事じゃなくて。」  この二人に見舞いに来た事ではない。この二人の組み合わせである。偶然に一緒になったのだろうか? 「ああ。実は先生は僕の作った同好会の顧問をしてくれるんだ。」 「顧問?同好会?のび太が作った?」  意味が分からなかった。 「実は僕がやりたかったクラブが無くて、それで藤原先生に相談したら、偶然先生もやりたかったみたいで。」 「私が顧問で野比君が部長となって、その部活を立ち上げたんです。」 「へぇ~。で、どんな部活?のび太の事だから昼寝か?いや、先生もやりたいって言ってたから射撃かな?」 「ぶっぶ~。違うよ。」  音つきで不正解通告された。 「正解は『あやとり同好会』でした。」 「あ、あやとり同好会?な、なんであやとり同好会?」 「正式な部活には5人以上部員が必要で、それに満たないと同好会扱いなんだ。残念ながら部員は僕一人。」  スネ夫が聞きたかったのは何故、同好会なのかという事では無く。何故、あやとりなのかと言う事なのである。
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