第4章

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「外からずっと見てた僕の話を聞いて?」 僕の問いに、君は二度頷いた。 「僕らが初めて会った日を覚えてる? 近所のカフェで会って君が僕に言ったこと。 『私、中身は醜いから』 僕は今日まで君と一緒にいたけど、そんなことは一度も思ったことなんてないんだ」 一番近くにいた僕が見ていた… 『僕が見ていた君はとても純粋で美しい』 君はバカと呟き、僕にそっと身を寄せた。 それは…君は―――
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