プロローグ

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  《目覚めよ。龍の子よ……》 誰かが呼ぶ声に誘われ、ただひたすらに歩く。 誰だ? オレを呼ぶのは。 何処だ? この何も無い真っ白な世界は。 《お主は闘わねばならぬ……運命(さだめ)を受け入れねばならぬ》 誰だ? 運命って何だ? オレの運命って一体……? いつも見る夢は大量にかいた寝汗と共に、目覚めると全く思い出せないでいる。 でも、間違いなくいつも同じ夢。それだけはわかっているんだ。  
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