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MorningMoon
もう誰もいない部屋 花瓶の水を入れ替える
一輪だけ花を抜き取って…
貴方の眠っていたベッド シーツを取り替えるけれど…
貴方は今、胸で静かに眠ってる
窓の外でぼやけた月明かり
朝霧に映し出す貴方の…
あぁ いつも微笑んで私にくれた朝露に濡れて輝くリナリア
あぁ いつも気付くのが遅すぎて何もわからないまま…
｢この夜が明けたのなら、これでお別れだね…｣
霞んだ月に翳んだ声で白く告げた
いつも…いつも哀しんでいた
私はいつも私を殺していた
もう一度貴方の手を差し延べて？
暖かく包んで…
優しさに触れて…
この夜が明けるまで…
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