日常

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「しゅ……う」 「しゅ……う……じ…」 誰かが俺を呼んでいる、俺を呼ぶのは誰なんだ? 「しゅ…うじ」 「修司!!」 「うわぁー!」 「ハイ、修司君 減点1」 先生の大きな声が教室内に響き渡った。 「なんだ、武田かよー」 こいつは俺のクラスの担任の、武田吾郎 50歳独身だ。内の学校では知らない奴がいないほど声がデカい。 「先生に向かって何て口のききかただ」 やはり声はデカい。 「すんません、気をつけます」
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