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『けど俺、実は、もう一つ決意表明があるんだ。みんなの前では言わなかったけど。』
「えっなに?気になるじゃん。私だけに教えてよ~。」
『しかたね~な~。そうだな~、好きな人に告白する事かな。甲子園出場したら好きな人に告白しようと思ってね。(笑)』
「えっ…好きな人いるんだ…その人とはうまくいってるの?」
『ん~どうかな~。部活忙しいから今は告白しても相手に寂しい思いさせちゃうからさ。だから夢を叶えてから告白しようかと。だから俺には夢は二つあるんだ。』
「そうなんだ…うまくいくといいね…。」
実はユウキが好きな人は美和子だった。ユウキも素直になれないやつだから遠回しにいくタイプ。
だが美和子はそんなユウキの気持ちには全く気付かず、今にも胸が張り裂けそうな思いでいた。
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