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「お前、また少し太った??」
学校に向かう途中アキラがふと聞いてくる。
「失礼な!!女の子に向かってそんなこと聞いちゃモテないぞ!」
肩にかけてた鞄でアキラの頭を叩く。
「いってえなぁ。もう明日から乗せてやらねぇぞ。」
「うそ、うそ、ごめ~ん。」
キャラに似合わず甘え口調でアキラに抱きついてみる。
自分でもキモいって分かるけど、明日から歩いてくなんて考えただけでダルいもんね。
あれ?
いつもなら「キモいから止めろ!」とか言うのにアキラの反応がない。
ふとアキラの顔を覗いてみると真っ赤だ。
「どーしたぁ?超真っ赤だけど風邪気味?」
「うっせ。こっち見んな。」
何故かアキラに怒られた。
いつもと違う反応に困り、学校に着くまでの間、沈黙が続いた。
アキラといて、こんなに沈黙が続いたのって初めてなんじゃないかな?
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