第二話

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  混血、複数の血が混じり合った風呂。上質なルビーのような血を和気藹々と浴びる前魔王夫婦。 ……怖いヤバい。 もしや自分もここでその様なバイオレンスを超えた風呂の湯にされてしまうのだろうか……。   「お、俺の血は体に悪いぞ!!」   「は?」   魔王は俺の必死な進言に馬鹿を見るような目で返す。そんな目で見るな!   「いや、私はお前を殺すつもりはないぞ」   それはラブ的な意味が含まれているんだろうか。   「ペット的な意味で」   「ですよね~!!」
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