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作者
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〇〇「なあ廉」
廉と呼ばれた男は公園のベンチに暇そうな顔でベンチの背もたれに背を委ねながら空を仰ぎ見て居た。くわえ煙草をしながら……。
廉「ああ?なんや」
廉は空を仰ぎ見ながら暇そうな顔のまま返事を返した。
〇〇「暇やな」
廉「せやな捺」
廉に話し掛けた男は捺と言う男だ。捺は公園の地面にヤンキー座りをしながら暇そうに煙草を吸って居る。
捺「なあ何かおもろい事あらへんか?秀」
秀と呼ばれた男はベンチに座り足と腕を組ながらくわえ煙草をしている。勿論暇そうな顔で……。
秀「おもしれえ情報すらないな」
秀は廉、捺と違い標準語で返答をした。秀は小さい時に関東の何処からか引っ越して来たらしい。だから標準語なのだがたまに関西弁混じりの標準語になる……らしい。
秀「俺より嶽に聞いて見れば?この間女守ろうと喧嘩したけどその喧嘩した相手が女の男だったとか言う話とか」
秀はニヤリッと不気味に笑みを零しながら嶽と言う男に話を振った。
嶽「!!!……なっ何で知っとんねん」
嶽は目を見開き分かりやすく動揺しながら秀に返事を返した。
秀「俺を誰だと思っとるん?」
秀はほくそ笑みながら嶽に返答をした。物凄く嫌味な口調で……。
捺「えっ何?めっちゃ気になるやんけ。嶽聞かせてや」
嶽「嫌や。何で話さなあかんねん。わしの赤っ恥を」
嶽は当たり前の意見を興味津々で食いついて来た捺に言い返した。
捺「ええやん、ええやん」
嶽「嫌や」
捺「別にええやん」
嶽「なんべんも言わすなや」
このやり取りが延々に続くかと思われたが一人の男が割って入って来た。
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