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昨日の出来事
俺は晩御飯をすませると
携帯とスナック菓子を
片手に二階の自分の部屋へと
駆け上がっていった。
雄紀『はぁ~ッ。お腹いっぱいやぁ。テレビ…テレビッとぉ~ッ。』
テレビをつけ
ベッドへ倒れ込んだ。
お笑いテレビを見ながら
爆笑していると-…っ。
(トントン…。トントン…。)
部屋のドアを叩く音が聞こえた。
雄紀『~…ん?』
『…ゆぅ兄ィ~?ちょっとイイ?』
俺はベッドから下り
部屋のドアを開けると…
そこには
お風呂上がりだろうか。
Tシャツに
ショートパンツ姿の妹だった。
水が慕って
艶やかな黒髪。
白い肌がピンクに
火照っている…。
微かに火照った肌がやけに色っぽく…。
俺の気持ちを
少しドキドキさせた。
雄紀『智穂ぉッ!?どないしたん?』
妹は
指をもじもじさせ
意地らしく…。
何かを言いたそうだった。
智穂『あんなぁ~…。
…うぅん!!やっぱえぇわ。急にごめんなぁ!』
(何なんだ?意地らしくして…。カワイイ…ッ)
初めて妹が可愛く見えた瞬間だった。
前々からカワイイ妹だとは
想っていたが…。
改めて愛しく感じた。
雄紀『なんだよ?ぉぃッ!!』
といって
俺は妹の腕を引っ張った。
すると 妹のバランスが崩れた…。
雄紀*智穂『!!!!!?あぁッ!!』
二人は
床へ倒れ込んでしまった。
智穂『ぃ…ッ。いッたぁィ!!!!ゆぅ兄ィ、急に引っ張らんといてよぉッ。ぃたたたぁッ…』
俺は
頭を打ちつけた
智穂の痛がっている声なんて
聞こえなかった…。
自分の体に
ふっくらとした二つの感触…。
自分とは正反対の細い腕…が
触れていたのだ。
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