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しばらくすると耳元で寝息が聞こえてきた。
俺はぴぃをそのままソファーに寝かせタオルをかけてやるとリビングを出た。
俺のうちには誰も入れたことがない部屋がある…。そう、誰も…。
やって、趣味って独りで楽しむもんやろ?
俺は、奥の部屋に入り内鍵を閉めてパソコンの電源を入れた。
部屋は真っ暗なためパソコンの光だけが明るい。
パソコンのフォルダを開きパスワードを打つとすぐに閲覧可能になる…。
映像、写真…だいぶ貯まってきたみたいやな…。
全て…山下智久。
今も、撮られとるの気付かんと無防備に寝とるし…。
そう、俺の誰にも言えない趣味とはぴぃを観察すること…。
俺の頭の中はぴぃによって支配されとる。
そして妄想上のぴぃは偉く利口で俺の言うこと何でも聞く“性奴隷”
自分の中でも、もう押さえがきかんのもわかっとる、でも、止めることができん…。
やって、これも、一種の愛情表現やから…。
モニターのぴぃは今もなお可愛い顔して寝とる。
そろそろ、戻らな目ぇ覚ましてしまうな。
パソコンの電源を落とし部屋を出ると厳重に鍵をかけた。
リビングに戻るとぴぃはまだ寝ていた。そっと頬を撫で、ちゅっと音を立て口付ける。
智「んぅ…りょ、ちゃん?」
亮「あ、起きた?何や疲れてたみたいやし、風呂でも入ってきたら?」
智「ん…一緒に入る」
ははっ。残酷やな…。
お前、自分がどんな風に思われとるのも知らんのに…。
亮「しゃあないな、今日だけやからな。」
智「んふふ。亮ちゃん優しい。」
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