尾行って第三者から見たらストーカーだよね

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とにかくやばい。今この家にいられて、夏樹を見られたら間違いなく誤解される。 俺はマッハの如き速さで大輔に近づき、外に押しだそうとする。 「な……なにするんだよ……このやろう」 だが大輔も扉にへばりついていて、なかなかとれない。 くっそーこいつ、本当にやばいって。 「明日遊んでやるから、今日は帰ってくれ」 「いやだ!!今日遊ぶんだもん!」 「駄々っ子かお前は!!」 俺たちが玄関で熾烈な争いをしていると、階段から足音が聞こえてきた。 「なによ武ちゃん。朝からうるさいよ」 あーあ終わったよ。タイミング悪い所で降りてくんなよ夏樹。 俺が大輔を外に押し出すのをやめたので、当然大輔は家の中に入ってくる。 「うほっ!夏樹ちゃんその格好どうしたの?」 うほってお前どんなリアクションだよ。 夏樹を見てみると、いい感じにはだけた制服に、まだ眠いのか目をこすっている姿があった。 そっかこいつ制服のまま寝たんだな。 「そうか、だからお前は家に入れてくれなかったんだな」 何に納得したんだこいつ。 「お前は何が理由だと思ってるんだ?」 「またまた、照れるなよ。上ったんだろ?」 大輔は親指をグッと立ててそう言ってきた。
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