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「これがなんだね?」
嘲笑を含めて伊藤が聞く。
「ふふふん、良く見て下さい。血痕が三つ並んでいるでしょう? これは三点リーダーと読みます。そう、これは我等JNN同盟(時効まで逃げ延びる同盟)のリーダーたるあなた。伊藤さんを指しているのです!」
「違う!」
男でも、伊藤でもない全く別の男の声が響く。
「あっ安西さん!? 無事だったんですか?」
「ああ、この通り。全然平気さ。さて、君の推理は間違っている。私は、この中の誰にもやられていない。私をやったのは……そこのエロ本の女の子達だ。伊藤さんのところで盗んだエロ本を読んで鼻血を吹き出した。それだけだ」
こうして無事、事件は解決を迎えた。
この後彼等は、早とちりして警察を呼んでしまった為全員捕まってしまった。
めでたしめでたし。
おしまい。
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