願い

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「蘭子!急にステージから下りるなんて一体どういうつもりなんだっ!!」 いきなり現れた森谷さんの祖父にみんなびっくりしていた ていうか…まだここに入れる許可も出してないのに… 蘭「御祖父様っ…」 森谷さんの表情は段々強張っていく一方だ 「お前等が蘭子に何か吹き込んだのかっ!?」 物凄い剣幕で私たちを睨みつける 『そんなっ』 薫「棗!!」 鼓動がドクンドクンと脈打つ 「貴様等の分際で私に口答えするとはいい度胸だ!!」 薫「口を御謹み下さい。森谷元総理 あなたは我が生徒会の面々を馬鹿にしておられるのですか?」 この時薫ちゃんがいつになく逞しく見えた …なんて思ってる場合じゃない 「貴様等全員退学だ!!」 私たちを指を指しながら怒りを露にしている 「蘭子、話は家でする 一先ず帰るぞ!!」 森谷さんは下を向きながら生徒会室から出て行った 双「私たち…退学なの?」 薫「俺が守る!この学園も…あの子も」 その後、校長室へ呼ばれた私たちは退学にはならなかったものの “無期限停学処分” と伝えられてしまった
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