願い

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『りゅ…くんとっキス…して……なぃっ』 拓弥の胸板を精一杯押してもびくともしない 拓「知ってる」 『じゃぁっ…』 休む暇なく拓弥のキスは角度を変えながら激しさを増す 拓「じゃあ…何? キスするフリした事には変わりないじゃん」 『……ごめ…っね? 私にはっ…たく……やしかっいない…から』 私がそう言った瞬間、拓弥の唇が離れた そして私を少し話して視線を絡ませると今度は優しく抱きしめた 拓「…ごめん」 『謝るのは私の方だよ…ごめんね』 拓「俺…棗が好きすぎて意味わかんねー」 『私も拓弥が大好きだよっ』 普段の私はこんな事言わないから恥ずかしくて顔が暑かった 次の日、目を覚ますと隣には拓弥が気持ち良さそうに寝ていた 私は軽く拓弥にキスをする すると拓弥は目を覚ました 『ごめん…起こした?』 拓弥は微笑む 拓「棗のキスで目覚められるならどんなに眠くても起きるよ」 考えてみれば私は今日から学校に行けないんだ やらなきゃいけない事はある 私はベッドから下りて出掛ける支度をした 『拓弥、早く帰ってきてね』 拓「(そっか…棗は謹慎処分)…棗、俺今日休む」 『えっ!?』
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