始まりの鐘

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学校が始まった また新しい顔が増える 薫「今年、新しく生徒会に入れるのは4名、内3名が新入生です」 現在生徒会室にいるのは淳、双葉ちゃん、薫ちゃん、それから私の4人 何か寂しいな 双「その内の1人は?」 薫「2年、荒井翼(あらいつばさ)学年トップの成績で信頼も熱い」 『優等生ってわけ?じゃーあのパソコン使えるようにしてくれるかな?』 薫「パソコンで何かすんの?」 淳「拓弥とメールするんだってさ」 薫「なるほど? 後で聞いてみるよ」 午前は始業式で午後からは入学式 その後は毎年恒例の新生徒会メンバーの歓迎会 この拓弥の席も慎の席も他の誰かが座る 2人ではない他の誰かが 淳「どうした?」 『ううん…何でもない』 トントン 『どーぞ』 ガチャン 「2年、荒井翼です。今日から宜しくお願いします」 薫「こちらこそ」 握手を交わす2人を引き裂き私は翼くんをパソコンの前に連れてきた 『早速お仕事♪』 翼「これで多分使えるようになったと思います」 『さすが学年トップ!翼って呼ぶね』 薫「おいおい!棗ちゃん?何で翼は呼び捨て?俺は?」 『薫ちゃんでしょ?』 薫「おかしいでしょ!!」 そんな薫ちゃんは放っておいて私はパソコンにアドレスを入力した 【生徒会室のパソコンから送信中だよ。今日は始業式、入学式、歓迎会で結構ハードだよ。新生徒会メンバーはね新入生から3人、2年生から1人で今その2年生の子にパソコン設定してもらったお陰で学校からメール出来るようになりました。家に帰ったらまた連絡します 棗】
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