決められた夢

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――『ちょっと聞いてます?』 ? 『はい?』 声の方を向くと、知らない女の人がいた。太っていてエプロンをしてる。服のサイズが合ってないのか、かなりパツパツしている。                『はい?じゃなくて!私の話今聞いてたの?全く最近の若い人ったら人の話も聞けないのかしら。なんの為にあなたを呼んだと思ってるのよ!本当に大丈夫なのかしらね、お宅のところは!全くマリーさんがいい探偵知ってるって言うからわざわざ依頼したのに、話の聞けない助手しか来ないなんてどこがいい探偵なのかしら!後でマリーさんに文句言う必要があるわね!』                追加。よく喋る上、性格悪そう。てかどう見ても悪い。マリーさん、よく存じ上げませんがごめんなさい。 『で?お宅の社長さんはいつなら空いてるのかしら?』 は?社長がいつ空いてるか?そんなの知らないよ! 『何よ、その顔は。あなた社長代理で来てるんでしょ?社長のスケジュール位把握しておきなさいよ!』 『も、申し訳ございませんでした。』 ムカつく!何このおばさん!夢の中なのにこんなに腹立つ事あるのね!
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