白い少女

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放課後、結局私は一日中夢の事を考えてた。授業中ボーッとして先生に名前を呼ばれても気付かない位。おかげで職員室に呼び出されてしまった。 「失礼します。木下です。」中に入ると、私を呼び出した社会の長谷部先生が待ってましたと言わんばかりにこちらを見据えてた。                かれこれ一時間近くたった。まだ話は長くなりそう。この先生、話長くていつも内容それるんだよね。既に説教から違う話になってるし。                さらに数分後、やっと解放された。 「死んだ魚みたいな目してるよ。大丈夫?」 牧が私の鞄をもって待っててくれた。 「牧~!疲れたよ~。あの先生話長すぎだよ!」 「まぁまぁ。ボーッとしてるあんたが悪いよ。」 「だって~。」 「そんなにいい夢だったの?今日の夢。」 私は牧に今日見た夢の事を話した。                「ふ~ん。あれだけ上の空だった割には淡白な夢だね。」牧は附におちないという感じだった。 「そうだけど、なんか忘れられなくてさ。」 「まぁ、繭の夢だしそれだけ考えてたらまた見れるかもね。」 「え?」
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