1章 傍観者

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  「う…ん………ここは?」   風の音にかき消されそうな声で呟いた。   「だっ大丈夫ですか!?」 「………あれ?連れがいない」   女を無視して呟く彼は天然だったようだ。   「お~い…騎士」 「ここです~!」   少し離れたところにある崖から叫び声が聞こえてきた。どうやら落ちた衝撃で飛ばされてしまったらしい。  
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