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?「う……。」
青年はゆっくりとベッドから身を起こした。
?「痛っ……。」
どうやら青年は頭が痛い様だ。
ミランダ「君、大丈夫?」
ミランダ先生は青年に問う。
?「はい。……ここは?」
アメリア「ここはマジックアカデミーよ。まず、君の名前を教えてくれる?」
?「俺は……レアルタです。」
アメリア「じゃあレアルタ君、君は何処から来たのかな?」
レアルタ「俺は……え~と……あれ?思い出せない…。」
ロマノフ「ふむ、どうやらショックで記憶を無くしてしまったようじゃな…。」
レアルタ「………。」
アメリア「どうするんですか、ロマノフ先生。」
ロマノフ「うむ、これはわしの推測じゃが、この学校で魔力を高める事で記憶が戻るかもしれん。」
タイガ(なんつーええ加減な…。)
ロマノフ「いい加減ではない!」
タイガ「うぉっ!読心術かいな!?」
ロマノフ「ふ…。で、どうする、レアルタよ。ここ、マジックアカデミーは最強の賢者を育成しておる。お主も賢者となり、この世界の役に立ってみないか?」
レアルタはしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
レアルタ「俺の記憶が戻るなら。そして、俺のチカラがこの世の中に役立つなら、是非ここで学ばさせて下さい。」
ロマノフ「ふ、決まりじゃの。」
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