始まった非日常

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「なんてこった……」 僕は神に懺悔する勢いで反省した。 11時24分、こんなダメ人間的な時間に起床した。 まぁ後悔も反省もしただけじゃなんも意味が無い。とか哲学っぽい事ほざいてみた。 顔を洗って朝飯とも昼飯とも言えない食事を取り、ポストから新聞と手紙を受け取る。 我ながらテキパキ動いたな。 昔、やれば出来る子ってよく言われたし。そんな誰でも言われる褒め言葉を思い出した。 1週間前から僕の両親は単身赴任で3ヶ月間はいないらしい。 そんな訳で僕はこのゴールデンウイークで堕落しまくっているのだ。 まぁある程度の家事はしているけど。 洗濯を始めた途端、インターホンが鳴った。面倒だと思いつつも玄関に向かう。 「サインお願いしまーす」 「あー、はい」 名前を書き荷物を受け取る。 「僕宛てなんて珍しいな」 ドアを閉め、そんな独り言を呟く。 受け取ったのは若干小さめのダンボール。 僕は取り敢えず中を確認することにした。 在り来りな言葉を使ってしまって申し訳ない気もするが、この中身は僕の人生を大きく変化させた。 「何だよ、コレ」 宅配便で銀色の拳銃を確認した、この時点で。
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