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大好きだよ
君は恥ずかしそうに笑った
愛してるよ
君は私もだよと頷いた
それが真実だと信じた
でも今の君は
ごめんね
と月明かりに照らされながら
愛せなくてごめん
と僕の前で泣いている
元カレが忘れられないのだと
必死に訴えながら
私はずるい女
君は最後にそう一言残して消えてしまった
僕は静かに目を閉じる
流れ落ちる一粒の涙
違うんだよ
ずるいのは僕
君が元カレに気持ちがあると知りながら
愛を求めた僕
ずるいのは僕
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