43人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
相澤 陽菜。
地元では有名な美人。
決して彼氏を作らない事でも有名。
そんな彼女の人生は変わろうとしていた。
「無理」
「ちょっとは考えてよ」
いつもと変わらない朝の風景。
「お母さん年いくつだと思ってんの！？」
「まだ若いからね！」
いつもと違うのはこの話題。
母親の再婚について。
私だって母の再婚を喜べないような子じゃない。
「でも知らない人と一緒に住むなんて…やっぱり無理」
「陽菜も高校生になるし、いい機会でしょ。相手の子も潤ちゃんって言うんだけどちょうど陽菜と同い年なのよ」
「…でも」
「お母さん、やっと幸せになれるの」
最初のコメントを投稿しよう！