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「なんだよポルンガ」
「なんだよ、じゃないでしょ?ニアはどこやったのよ!」
「ニア?あいつ起きんの遅いんだよ。待ってんの」
備前は苦笑した。
ポルンガと和也は仲がいいのは承知だが、和也の頬にポルンガの足がめり込むのを見てしまったのだ。
「あ、そうなの?そうならそうと言ってよ」
「お前、俺が言おうとする前に蹴ったよね」
「う・・・・・・」
相変わらず和也は地べたに座ったまま勝ち誇ったようにポルンガを見上げた。
「まあまあ、ポルンガさんも座ってください。お茶ぐらいは用意しますよ」
備前は和也を引っ張り上げながらポルンガに告げた。
「え・・・・・・じゃ・・・じゃあ、頂きます」
「おー見苦しいわあ」
「うるさい!和也は黙ってて!」
今度は鉄拳が和也の顔にめり込んだ。
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