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ガタッ!!
「「「?!」」」
隣の三蔵が寝ている部屋から大きな物音がした。
「三蔵!!」
真っ先に部屋から飛び出した悟空に続いて二人も隣の部屋に飛び込む。
「うっ、ぐぁっ…!」
床の上で三蔵は両腕で肩を抱くようにうずくまり呻き声をあげていた。
周りには水がこぼれていて、恐らく喉が乾いて起き上がりよろめいて倒れたのだろう。
先程の大きな物音は水差しが倒れた音のようだ。
「三蔵!」
直ぐに三蔵に駆け寄ろうとする。
しかし
「ぐ、あぁっ…!!」
ビリッ、バサァッ―――――
「…え?」
「なっ…」
「白い、翼………」
呆然とする三人。
三蔵の背中には、白い翼が生えていた。
まるで天使のような、白い翼が――――――
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