天草銀物語

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気付いた時、目の前は鉄格子の部屋だった。眼鏡をかけ、白い服をきた30代ぐらいの男と話をした。俺はその男を殴ろうとする。一緒にいた2人に手足を拘束される。喉が乾く。俺は叫んだ。コンクリートの壁の向こうから声が聞こえてくる。うるさいと、俺は人が自分のことを恐れ閉じ込められと思った。白い服を着たおばさんが「ジュースだよ」とCCレモンを手渡す。俺はあっという間に飲みほした。俺はタバコがむしょうに吸いたくなる。今度は茶髪の20代前半くらいの男がきた。俺はタバコをくれと言う。その男は当たり前の様にダメだと言う。俺は考える。タバコ、タバコ、タバコ・・・タバコは葉っぱだ、葉っぱを探せばいい。でも部屋には薄汚い布団とトイレしかない。俺はトイレに腕を突っ込んだ。そこにあったのは汚物だった。でも手も洗えない。トイレットペーパーで拭いても臭いが残る。白い服を着た人間達はその光景を見ていた。白い服を着た人間達は看護師だ、看護師は食事と一緒におしぼりを持ってくる。けれど、それは仕事だ!その光景を医者には報告するが、その時、誰もおしぼりを持ってこなかった。食事は1日、3回と3時におやつ、決まった量だけ、ジュースは1日、500ミリリットル
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