29人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、寿々夏ー!!」
聞き慣れた声に振り向く。
「ゆめ。おはよ。」
「おはよ♪」
笑い合うあたしたち。
あたしらは世間が言う、【親友】ってやつ。
でも、そんなんよりもっともっと深い関係。
「あ、寿々夏、クラス表見た?」
ゆめの問いかけに一瞬考える。
「…見てない…」
苦笑いを返すと、ゆめは
「フフ、あたしも♪」
と、いった。
「とりあえず、見に行こっ」
走り出したゆめに、
「あ、ずるーい! 」
と、返しゆめのあとを追い掛けた。
このクラス表が大きな出逢いを招くなんて、想像もしてなかった。
最初のコメントを投稿しよう!