名前★

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「あ、寿々夏ー!!」 聞き慣れた声に振り向く。 「ゆめ。おはよ。」 「おはよ♪」 笑い合うあたしたち。 あたしらは世間が言う、【親友】ってやつ。 でも、そんなんよりもっともっと深い関係。 「あ、寿々夏、クラス表見た?」 ゆめの問いかけに一瞬考える。 「…見てない…」 苦笑いを返すと、ゆめは 「フフ、あたしも♪」 と、いった。 「とりあえず、見に行こっ」 走り出したゆめに、 「あ、ずるーい! 」 と、返しゆめのあとを追い掛けた。 このクラス表が大きな出逢いを招くなんて、想像もしてなかった。
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