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……
「陽光うららかな三年前の春の日、私達は此処紅高校へ入学し…」
ハヤトの卒業生代表の答辞が始まった。
壇上のハヤトは、いつにも増して凛々しく、堂々と見えた。
後方にいる下級生達が、キャーキャー言っている。
「ハヤトくん、かっこいーね」
隣に居るクラスメートが、サクラに耳打ちした。
「///うん。私の自慢の彼氏☆」
サクラは、頬を赤く染め、照れながら言う。
ハヤトに出会えた奇跡を、サクラは大事にしたいと思った。
きっと、この先、人生を歩む中で色々あるだろう…
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