社長と秘書

僕が買ってきたシュークリームを皿に分けて紅茶を入れて机に置くクリスティ。

【社長】「そうじゃなくてあんな所を部下の人とか友達に見せられないんだから」

高校生がスーツ着て女子高生やＯＬに混じってケーキ屋に並んでいる所を想像してみてください。

【クリスティ】「平気ですよ、はたから見ても少し・・・ボーイッシュな女の子、みたいでしたよ・・・ブッ！」

口を押さえて震えながら顔を隠すクリスティ。

【社長】「おい、なに思い出し笑いしてんだよ、バレバレだよ」

紅茶を飲みつつシュークリームをちぎって食べる。

【社長】「で、今日はなんで呼ばれたの？まさかシュークリーム買わせるためじゃないよね？」

昼休みに僕の仕事用の携帯にクリスティからメールが入っていた。

【クリスティ】「はい（シュークリームはついでです）今日はこれからこの前いらしゃった取引先の社長が来ますので」

【社長】「え！？そ、それなら早く言ってよ！あ～、どうしよ、もっとちゃんとした格好をしとけばよかった」

社長室にある僕専用のロッカーを開ける。

【クリスティ】「社長は何着ても一緒ですから安心してください」

【社長】「ちょっとぐらい見栄晴らせてよ、社長なんだから・・・ん？」