ロ2章

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「別れよう..。」 すべてを告げたあと私は別れを求めた。 当然嫌われると思った...。 ケド違った。 彼は許してくれた。 私を攻めなかった。 ケド私は甘えなかった。 「アンタが悪いんちゃうで私が悪いねん..。私よりイイ仔はおる。東京で新しい女探しや。」 純粋な奴やった。 ホンマに『恋愛』をしていた。 『一生一緒』これがうちらの約束。 ケド私が破った。 どんなに酷い言葉を言っても彼はまるで弱った子犬のように私にすがりついた。 辛かった。 苦しかった。 彼を裏切ったコトがどんなに彼を苦しめたコトやろう。 彼は自殺をしようとしていた。 精神的にやられていたみたいだ。 ごめん ホンマにごめん ケド...もう勘弁して。 逃げたかった。 罪悪感から。 ありがとう...。 好きやから愛してるからさようならしよな。 これが一途でいさせてくれた彼との別れだった。
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