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なぜか体が動かず頭もついていかない
車が発車すればクラクションの音が絢音の心に響く
道を走る車は、あっという間に見えなくなる
[また会いましょう]
その言葉と頭に触れた手の感触が今も絢音は感じた
なぜか安心する絢音。
キュンとした訳でもなく,キュンとしなかった訳でもない─そんな気持ち。
ただ今日の出来事を忘れさせるような優しい笑顔は本物で、私のモヤモヤを全て消した。
平泉さんの優しい消しゴムは私の心に不思議な消しゴムのカスを置いてった
誰もいなく、ずっと前にあの車が通りすぎた道に小さく手を振った──
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