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ごめん…大紀。
あたし、アンタに嫌われるように頑張らなきゃ…
私は部屋に向かうため階段の下に行く
一歩踏み出すと同時に何か足元に落ちた
一歩踏み出すと同時に何かが私の腕を掴んだ
…───へ?
たった一歩で起きた変化が2つもあって頭が壊れてく
やっと理解できた脳から私の体へ行動の指令が出る
ふと足元を見れば一粒の涙。
ふと自分の腕を見れば大紀の手。
『…何かあった?』
ねぇ──大紀?
私、アンタにヒドい事言い放ったんだよ?
そんで、逃げようとしたんだよ?
なのに…なんで?
大紀…なんで?
なんで私なんかに優しくするの?
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