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春菜
「そこよ! 私にとっては大問題よ!」
今井
「皆さん、落ち着きましょう。あと十秒もすれば戻ってきますよ」
美智子
「10、9、8」
一同
「7、6、5」
加納恭介、玄関から登場。
スーツ姿である。
加納
「御免下さ~い!」
一同
「ビックリしたぁ」
今井
「はい」
今井、玄関に行く。
加納、なにやら今井に説明している。
春菜
「鈴木、半年後に行って、すぐに帰って来るってどうして?」
美智子
「それはですね」
鶴見
「タイムマシンだからだよ」
春菜
「あー、なるほどね」
リサ
「え? 今の説明で理解したの?」
春菜
「えぇ」
リサ
「私は如月さんの頭の構造が理解出来ない」
今井と加納、憩いの場に来る。
今井
「皆さん、ちょっとよろしいですか?」
春菜
「何かしら?」
今井
「4丁目の結婚式場はご存知ですよね?」
鶴見
「あ~、あのボロボロでいつ潰れてもおかしくない?」
加納
「(咳払い)ウウン!」
鶴見
「(加納に)風邪ですか?」
今井
「こちらの方は、その結婚式場の方なんですが」
鶴見
「(加納に)こりゃ失敬」
美智子
「結婚式場の方が何か?」
加納
「はい、今度我が式場がリニューアルオープンするんです」
リサ
「へぇ、いつですか?」
加納
「一年後の予定です」
春菜
「な~んだ、まだ先の話じゃない」
鶴見
「で、それが何?」
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