《時をかけるオッサン》

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春菜 「早速応募しようっと」 美智子 「私もー」 鶴見 「バラバラに応募するよりさ、この中から代表を決めようぜ」 今井 「面白いですね」 春菜 「どうやって決めるのかしら?」 鶴見 「ジャンケン」 今井 「望むところです」 リサ 「恨みっこナシね」 美智子 「朝日奈さん、随分自信タップリね」 リサ 「私ジャンケン最強だから」 鶴見 「用意はいいか?」 一同 「最初はグー、ジャンケンポンッ!」 鶴見、一人勝ち。 鶴見 「勝ったー!」 美智子 「チクショー!」 今井 「鈴木さん、そこまで悔しがらなくても」 春菜 「ウェディングドレスくらい、いつでも着させてあげるわよ」 木下 「(悔しい)」 今井 「木下さんも悔しがらない」 リサ 「ちょっとたんま。男女混合でジャンケンしても意味なくない?」 今井 「……それもそうですね」 春菜 「そうよ。男女別々にしないと」 今井 「やり直しましょう」 美智子 「(気合いを入れて)ヨッシャ!」 鶴見 「何で!? 新郎のモデルは俺で決まりだろ?」 今井 「いいでしょう。その代わり、新婦のモデルを決めるのも、みんなでジャンケンします。木下さんが勝っても文句は言わせませんからね」 鶴見 「何て卑怯なヤツだ」 木下、不敵な笑みを浮かべながら、共同便所に退場。 鶴見 「何だ? 今の笑いは」
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