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鶴見
「さっきから何言ってんの？」
今井
「知ってるクセに」
安原
「（取り繕って）勿論知ってますが。確認です」
美智子とリサ、上手から登場。
二人共、至って普通の格好である。
リサ
「用意が出来ましたよー」
安原
「朝日奈さんじゃないんですか？」
リサ
「何が？」
安原
「いいえ、何でも」
美智子
「（上手に向かい）どうぞー」
安原
「まさか？」
ウェディングドレス姿の春菜、上手から登場。
春菜
「どう？ 似合うでしょ？」
安原
「（頭を抱え）なんてこったーっ!!」
春菜
「えっ？ そんなに変かしら？」
今井
「いえいえ、よくお似合いですよ」
美智子
「（怒って）安原！ その言い種は何！」
安原
「スイマセン、そういう意味ではないんです」
リサ
「如月さん、とても綺麗」
春菜
「アリガト」
加納
「では、早速写真を。（使い捨てカメラを取り出し）では、新郎新婦は並んで下さい」
安原
「ちょっと待て。何だ、そのカメラは！ そんな簡単に済ませるな！」
加納
「後程こちらで加工しますから、大丈夫ですよ」
安原
「そんな問題じゃないだろ。お嬢様、これでよろしいのですか？」
春菜
「えぇ、構わないわ」
安原
「考え直して下さい！」
春菜
「イヤよ」
美智子
「安原、どうしてそんな事言うの？」
リサ
「みんなで決めたじゃないですか」
安原
「みんなで？」
今井
「そうですよ」
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