《時をかけるオッサン》

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春菜 「安原、ウェディングドレスを着るのは私なのよ」 リサ 「私が一歩リードしたはずだけど」 安原 「お嬢様、考えを改めて下さい。お願いします!」 春菜 「おだまり!」 安原 「これから自分は、鶴見さんを何と呼んだらいいんですか?」 春菜 「それは鶴見でいいじゃない」 安原 「お嬢様とこの様な関係になって、そうはいきません。鶴見様……それは嫌だ。旦那様……嫌だ。若旦那……嫌だ。呼べません!」 鶴見 「真面目か!」 安原 「みんなが不真面目過ぎるんだ! 真剣に考えて下さい! お互いの気持ちを確認して下さい!」 今井 「それって、必要ですか?」 安原 「必要だ! 皆さんもっと真剣に話し合いましょう。それからでも遅くありません」 加納 「遅いよ」 加納、写真を撮る。 安原 「だから撮るな!」 リサ 「安原さん、もっと楽に考えましょうよ」 安原 「そうはいきません。まずは朝日奈さんの気持ちをさらけ出して下さい」 リサ 「私から?」 安原 「恥ずかしがらずに」 リサ 「私は……もういいや」 鶴見 「どうして!?」 リサ 「なんか面倒くさくなってきた」 鶴見 「安原、どうしてくれるんだ? お前がゴチャゴチャ言うからだぞ」 安原 「朝日奈さん、お願いしますよ。お嬢様の運命はあなたに掛かっていると言っても過言じゃないんです」 美智子 「私は小さい頃からウェディングドレスを着るのが夢でぇ」 安原 「何で鈴木さんが語り出すんですか!」 美智子 「だってウェディングドレス着たいんだもん」
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